沖縄を舞台にした魅力的な日本映画は沢山ありますが、この記事では2007年に公開された中江裕司監督の「恋しくて」をご紹介します。
映画のあらすじからSNSでの口コミ・評価、さらには監督や主演俳優にまで深堀していくので、興味があって視ようか迷っているという人は是非この記事を最後まで読んで参考にしてみて下さい。
沖縄が舞台の映画が見たいなら特にみてほしいですね。
「恋しくて」のあらすじ
バーを経営する作曲家兼ピアニストの父とボーカリストの母を持つ清良と加那子の兄妹は石垣島で両親と暮らしていたが、ある日父は歌を探しに奄美に行ったきり帰って来ず行方知れずとなってしまう。
時は経ち兄妹は祖母の家で暮らしつつ高校に通うようになっていたが、ある日かつて近所に住んでいた栄順と再会する。
久々の再会を果たした兄妹と栄順だったが、「バンドやるどー」という清良の強引な誘いによって栄順をボーカル、清良の子分の真にギター、そして清良をドラムにしたバンド“セイリョウズ”を結成することになってしまう。
そうして母の店でピアノを弾いている清良以外は全員音楽素人で結成された3人組バンド“セイリョウズ”。
人前で歌った経験が無いにも拘わらず“セイリョウズ”のボーカルに任命された栄順は、最初乗り気ではなく嫌々歌い始めることになるのだが、加那子の励ましのかいあってか徐々にバンド活動にのめり込んでいく。
「恋しくて」の評判・感想
ストーリーや演技はさて置き、懐メロの楽しさ、壮大な自然、島民達の雰囲気が伝わってきたので期待値より良かった。
https://filmarks.com/movies/26221/reviews/140145198
口コミを見ての感想・まとめ
全体的に「泣ける」というような感想が多く見受けられました。 石垣島が舞台という事で独特の空気感や音楽、景色に魅力を感じたという方も多いようです。 ただ、ストーリーは賛否両論で合わないと感じたという口コミもありますし、作中で登場人物たちが話している石垣島の方言が分かりづらかったという声もありました。
監督の中江裕司はどんな人?ほかの作品など
「恋しくて」を撮った中江裕司監督は、京都出身ながら大学は琉球大学農学部に進学しており沖縄で生活されているようです。
そのためか彼の作品の殆どは沖縄を舞台としており、「恋しくて」の他には2000年に自ら監督・脚本を担当し芸術選奨新人賞、新藤兼人賞・金賞を受賞した「ナビィの恋」などが挙げられます。
また、学生時代に仲間とともに制作した「パイナップル・ツアーズ」によって商業映画デビューし、日本映画監督協会新人賞を受賞しています。
主演の石田法嗣はどんな役者さん?ほかに出ている作品など
「恋しくて」に清良役で出演している石田法嗣さんは、2001年から劇団東俳に所属し芸能界デビューし、2006年末に芸能活動を休止してから2008年にヒラタオフィスより芸能活動を再開して現在も活動を続けられています。
音楽に精通していて、「恋しくて」で見事な演奏を見せたドラムだけでなく、ギターやベースの演奏もこなし、ジャズダンスも得意とされているようです。
主な出演作品として「火垂るの墓」や「エンジン」等が挙げられます。
「恋しくて」のまとめ
沖縄を舞台とした作品を数多く手がけている中江裕司監督の「恋しくて」は、石垣島で音楽に燃える少年たちを描いた良質な青春物語です。
思春期の少年少女を悩ませる家族との関係や友情、恋愛などが丁寧に描かれているので、今の若い世代でも共感しやすい映画になっていますし、興味があるという方は是非チェックしてみて下さい。