沖縄映画のレパートリーは、想像以上に豊富です。
実話から漫画、オリジナル作品だけでなく、さらに楽曲をモチーフに作られた映画もあります。
それが本作の小さな恋のうたです。
MONGOL800の『小さな恋のうた』を下敷きにした同作品のあらすじや評判、監督の橋本幸太郎や主演の佐野勇斗について、それぞれ解説します。
沖縄が舞台の映画っていいですよね。
Contents
「小さな恋のうた」のあらすじ
本作は、MONGOL800の同名の歌をモチーフにした映画です。
舞台は日本とアメリカの基地、ふたつの国が存在する沖縄の小さな町、高校生たちがバンドを通じて仲間や親友、家族といった周りの人物から、さらには米軍基地に住む同世代の少女リサなどへ自分たちの想いを伝える姿を描いています。
沖縄の小さな町では真栄城亮多をボーカルに据えた高校生バンドが活躍していました。
その活躍を見た東京のレーベルが彼らをスカウトし、プロデビューまで決まります。
しかし、一つの交通事故がバンドの運命を大きく狂わせてしまうのです。
亮多と慎司が自転車に乗って横断歩道を渡っている時のこと2人に向かって車が突っ込んできました。
ボーカルの亮多が記憶の一部を失ってしまったのです。
さらに自転車に乗っていた慎司は死んでしまいます。
記憶を失ってしまった亮多、死んでしまった慎司、崩壊したバンドはどうなってしまうのか。
映画本編にはMONGOL800のメンバー自身も出演するなど、同名の楽曲と密接なつながりにもなっています。
「小さな恋のうた」の評判・感想
ラブコメ!な感じと思ったら〜な展開でラストはお涙してしまった。
https://filmarks.com/movies/79630
青春!!って感じ。 悲しいこともつらいこともたくさんあったけど、 楽しいだろうなぁ!!って。 思い、想いを繋ぐ。 そして、国境を越える。 そんな気がした。 すごい泣いた。
https://filmarks.com/movies/79630
モンパチの歌が懐かしい、青春って感じ 沖縄が舞台で米軍問題とかにもちょこっと触れてたり。 郷敦可愛い。
https://filmarks.com/movies/79630
友情・愛・周りの助け。 高校生のいろんな感情や環境をわかりやすく描写していて、作品に感情移入できる最高な作品だと思う。 人に勧められる作品。 ちなみに5回目の鑑賞。
https://eiga.com/movie/89219/review/
うーーん…。 そんなに泣けなかったし亡くなった息子のギター壊すお父さん(そもそも楽器をどういう理由であれ壊すという行為が情けない)ダメじゃない?音楽って楽しいものでしょ。 お話は良かったです。 かわいい青春で良きでした。 以上!
https://eiga.com/movie/89219/review/
口コミを見ての感想・まとめ
青春映画といった感じで、同名の楽曲を感じさせる爽やかな印象を感じさせる映画のようです。 作中ではリサとのやり取りも恋愛を感じさせ二つの国を結ぶ姿が印象的です。 また、分かりやすい展開やストーリーにしているので、若者でも直感的に理解できる点もポイントといえるでしょう。 感情移入できる作品というのが全体の感想です。
監督の橋本光二郎はどんな人?ほかの作品など
橋本 光二郎は1973年生まれの男性監督です。
相米慎二、滝田洋二郎監督らの作品で助監督を務め、深夜ドラマで監督デビューしました。
新進気鋭の映画監督として、漫画をモチーフにしたorange、小説をモチーフにした羊と鋼の森、さらに中嶋美嘉がうたった同名の楽曲を映画化した「雪の華」など、モチーフのある作品の監督を得意としています。
現在もテレビドラマやショートフィルムなどで活躍している監督でもあります。
主演の佐野 勇斗はどんな役者さん?ほかに出ている作品など
佐野 勇斗(さの はやと)は、ジュノンスーパーボーイコンテストで、スカウトされデビューしました。
、2015年2月公開の映画『くちびるに歌を』で俳優デビューしたことをきっかけに、俳優にとどまらずアーティストとしても「コーヒーが飲めません」でデビューしています。
歌えて演じられる俳優として実力をつけていき、ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしても活躍しました。
映画『ちはやふる -結び-』での演技が評価され、第28回日本映画批評家大賞の新人男優賞(南俊子賞)し、実力派の俳優としても知られています。
「小さな恋のうた」のまとめ
小さな恋の歌はMONGOL800の同名楽曲をモチーフにした映画です。
沖縄を舞台にバンド活動や米軍基地の少女との恋愛模様などを織り込んだ魅力的な作品として仕上がっているのが特徴です。
沖縄の結婚相談所「結婚情報センターつがい中部支部」がある沖縄市もロケ地になっています。
分かりやすいストレートな青春映画でもあり、若者世代にもダイレクトに伝わるような演出は橋本監督と主演の佐野優斗を始めとしたキャストの実力の賜物といえます。