夏川りみさんが歌う切ないバラード「涙そうそう」の世界観が好きだという人は多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな名曲を下敷きにして作られた映画「涙そうそう」をご紹介します。
妻夫木聡、長澤まさみという二人の演技派が主演を務める映画の魅力をお伝えしてゆきましょう。
沖縄が舞台の映画が見たいならおすすめですよ。
Contents
「涙そうそう」のあらすじ
舞台は、2001年の沖縄・那覇です。
飲食店を持つという夢を持ちながら、那覇でアルバイト生活を送る新垣洋太郎(妻夫木聡)のもとに、ある日一人の少女が訪れ、同居を始めます。
その少女とは、高校生になったばかりの新垣カオル(長澤まさみ)で、洋太郎にとっては義理の妹にあたる存在でした。
物語では、父の失踪、母の逝去という幼い頃の不幸を乗り越えながら支え合ってきた二人が、いつも相手を思いやるあたたかい気持ちや絆の深さが丁寧に描かれてゆきます。
お互いのかけがえのなさに気付きながらも、兄弟以上の関係に踏み出せずにいる二人は、洋太郎の急死によって結局結ばれることはありませんでした。
物語のクライマックスは、カオルが成人式を迎えた日、洋太郎が予約していた成人を祝う着物と手紙がカオルのもとへと届くシーンです。
カオルが洋太郎からの手紙を読む切ないエンディングは、涙なしには観られないと感じる人が多いことでしょう。
平とみが演じる沖縄のオバァらしさあふれる演技も印象的で、観る者の心を打つ要素を多数持っている作品と言えます。
「涙そうそう」の評判・感想
ここで、映画「涙そうそう」を実際に見た人がどのような感想を抱いたかをお伝えするため、ツイートを5つご紹介します。
口コミを見ての感想・まとめ
Twitterの短いツイートからも、涙なしには観られない感動的で切ないストーリーだということがひしひしと伝わってきます。 ラブストーリーを観てキュンキュンしたいという時には、ぴったりの作品だと言えるのではないでしょうか。 主演の妻夫木聡さんの丁寧な役づくりを高く評価している人が多いところも、注目ポイントです。
監督の土井裕泰はどんな人?ほかの作品など
たくさんの人に感動を届けている映画「涙そうそう」の監督を務めた土井裕泰(どいのぶひろ)監督とは、どのような人物なのでしょうか。
土井氏は、大手テレビ局・TBSテレビのコンテンツ制作局ドラマ制作部において、プロデューサーを務めています。
エースプロデューサーと評される人物であり、TBSテレビの50周年記念プロジェクトの映画化作品である「涙そうそう」の監督として抜擢されました。
妻夫木聡さんが主演を務めたテレビドラマ「オレンジデイズ」や、坂元裕二脚本の話題作「カルッテット」など数々のヒットドラマの演出を手掛けています。
映画では、「いま、会いにゆきます」や「ハナミズキ」といった純愛ラブストーリーから、「麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜」といったサスペンス作品まで幅広いジャンルの映画の監督を務めています。
主演の妻夫木聡&長澤まさみはどんな役者さん?ほかに出ている作品など
「涙そうそう」に主演の妻夫木聡は、ホリプロに所属する演技派の俳優です。
映画「ウォーターボーイズ」での爽やかな青年役から『悪人』での犯人役など、作品によって様々な表情を見せてくれるのが魅力です。
ヒロイン役を演じる長澤まさみも、演技派と評されています。
映画では、「世界の中心で、愛をさけぶ」や「海街diary」など多数の話題作に出演しています。
なお、「涙そうそう」での演技が評価され、第30回日本アカデミー賞において、妻夫木聡が優秀主演男優賞、長澤まさみが優秀主演女優賞を受賞しました。
「涙そうそう」のまとめ
映画「涙そうそう」は、同名の楽曲をモチーフにして、沖縄を舞台にして作られたラブストーリーです。
妻夫木聡と長澤まさみが演じる義理の兄妹のお互いの思いやり、深い愛情を描く繊細な作品を美しいメロディーが彩ります。
ナチュラルな沖縄弁を生かしたセリフや美しい沖縄の景色にも目を向けながら観賞したい作品です。
ちなみに、舞台は那覇なのですが、ロケ地は豊見城とのこと(近くに沖縄のウォーターサーバー屋さん「お水の宅配倶楽部」などがあります)